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太陽光パネルの国内出荷量、3年ぶり減 20年度:日本経済新聞(5/27)

太陽光パネルの国内出荷量は3年ぶりに減少した

太陽光発電協会(東京・港)は27日、2020年度の太陽光パネルの国内出荷量が前年同期比で約16%減の約513万キロワットだったと発表した。3年ぶりに減少した。新型コロナウイルスの感染拡大などを受け、太陽光発電所の新規建設が減少したことなどが響いた。

住宅用のパネル出荷量は、前年同期比約14%減の約87万キロワットだった。20年度下期(20年10月~21年3月)はほぼ横ばいだったが、新型コロナの感染拡大による訪問販売などの営業活動が難しかった20年度上期(20年4月~9月)で大きく落ち込んだことが響いた。

非住宅用のパネル出荷量は、前年同期比約16%減の約426万キロワットだった。大規模発電設備(メガソーラー)などの発電事業用での減少などが響いた。新型コロナの感染拡大で、発電事業者などが太陽光の建設を検討する調査などに遅れが出ている可能性がある。このほか「太陽光を支える架台などで、中国からの輸入が遅れている」(太陽光パネル大手のハンファQセルズジャパン)ことなどが影響した。

世界的な脱炭素の流れを受け、日本でも太陽光発電の需要は高まっている。太陽光は固定価格買い取り制度(FIT)開始後、急速に導入が進んだ。ただ、適地の減少などから14年度をピークに減少傾向にある。農地の上に太陽光パネルを設置する営農発電など、太陽光を導入するための取り組みが欠かせない。

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